牛乳がどうしてこんなに日本人に飲まれているかというと、こんな説があります。
それは、戦後の占領政策。
「日本にパン食を定着させて、アメリカの小麦をたくさん売る」という目的で、牛乳を飲むことを浸透させていったのだとか。
それに加えて、日本政府や乳業メーカーは
「牛乳はからだによい飲みもの」
「牛乳は骨を強くする飲みもの」
「牛乳はからだに必要な栄養素を豊富に含んだ『完全食品』」というイメージを定着させていきました。
昔は身長を伸ばす目的で、牛乳を毎日2リットル飲み続けるなど、なんとも残念なチャレンジをするこどもたちがたくさんいましたね。
中学や高校の部活などで流行るとみんな競いあってガブ飲みしてしまいます。
実際、牛乳をたくさん飲んでいるヨーロッパでは骨粗鬆症の率は高いですし、世界でもっとも牛乳を飲んでいるノルウェー人の骨折率は日本人の5倍にもなるそうです。
牛乳はほどほどに飲むのが、からだのためには良いといえます。